この世界最大規模の見本市で、Sony Mobile(ソニモバ)は24日、新たなXperiaを発表しました。
今さらながら、どんなものが発表されたのか確認していきたいと思います。
今回は「何が発表されたか?」に主眼を置くこととして、各機種の詳細は別途更新することとします。
1.Xperia Z2(スマートフォン)
Z2は、Xperia Z1の後継機にあたる2014年のフラッグシップモデル。
日本国内では、docomoからの発売が予想されている機種です。
基本的にはZ1…というか“Zシリーズ”のデザインを踏襲しつつ、ディスプレイサイズをさらに拡大。5.2インチディスプレイとなりました。
しかしながら、本体のサイズは、横幅が73.3mm(Z1は74mm)、厚さは8.2mm(同8.5mm)となっており、若干ですがZ1よりもスリムになっています。
また、重さについても、Z2は163グラムとなり、Z1の170グラムから軽量化。Z1 fの140グラムとまでは言わないまでも、かなりの軽さを打ち出してきました。 ※Z2の重さを訂正しました。
もちろん、防水性能はIP5/8、防塵性能はIP5Xとなっており、これまでどおりの高レベル。スリム且つ軽量だからといって、“ガラパゴス”の長所は失われていません。
(参考:電気機器の防水性能・防塵性能保護等級についての解説)
さらに、バッテリーの容量も、Z1の3,000mAhを上回る3,200mAhとなっており、ソニーの技術力の高さが垣間見えます。
2.Xperia Z2 Tablet(タブレット)
続いて(恐らく)
こちらは名称も外観も、事前のリーク情報どおりでした。
Z2と同じく、IP5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能を持つ、10.1インチサイズのタブレット。
ちょうど1年ほど前に発売されたXperia Tablet Z(以下、TZ)の後継機にあたり、「2014年のフラッグシップタブレット」とされています。
周囲の騒音を約98%カットするデジタルノイズキャンセリング機能に対応しているほか、ソニー独自のバーチャルサラウンド技術『S-Forceフロントサラウンド』にも対応。
厚さは6.4mmとなり、驚異的な薄さを誇ったTZ(6.9mm)よりも、さらなる薄さを実現しました。
重さもWi-Fi版で426グラム、3G/LTE版で439グラムという驚きの軽さ。
国内向けモデルのTZは、docomo版のSO-03E、Wi-Fi版のSGP312/311JPの3機種すべて495グラムでしたから、大幅に軽量化されましたね。
訂正:“Canopus”は、au向けのWiMAX2+対応とされるスマートフォンのコードネームでした。Z2 Tabletのコードネームは、正しくは“Castor”です。お詫びして訂正します。
3.Xperia M2/M2 dual(スマートフォン)
そして、事前の情報が無かったXperia M2/M2 dualです。
dualのほうは、SIMカードの2枚差しに対応したモデルですね。
この機種は、「幅広いお客様にご購入いただける価格帯を実現」「€220以下の価格帯を予定」とされており、比較的低価格での発売が期待されるミッドレンジスマートフォン。
€220以下ということは、(もし日本で発売されるとすれば)3万円前後の価格になるでしょうか。発売されないとしても、輸入の際はそのくらい、ということになりそうです。
ディスプレイサイズは4.8インチで、低価格ながらもLTE通信に対応。
さらにはExmor RS for mobileも搭載され、各種カメラアプリを使用できるなど、“ソニーのカメラ”を楽しむことができるコストパフォーマンスの高い一台となりそうです。
このMWC 2014で発表されたXperiaシリーズは以上の3機種。
Z2やZ2 Tabletと併せての発表が予想されていたXperia Z2 Ultraは、残念ながら発表されませんでした。
Xperiaシリーズ以外では、日々の行動を記録できるリストバンド型スマートウェア『SmartBand SWR10』や『Lifelogアプリケーション』のほか、未だ商品化段階ではないものの、メガネ型デバイス『Sony SmartEyeglass』の動画公開、『Lifelogカメラ』の展示などがされた模様です。
Xperia Z2、そしてXperia Z2 Tabletについては、後ほど改めて詳しくお伝えします。
xperia Z2は163gじゃないんですか?
返信削除すみません、ご指摘ありがとうございます!
削除確認しましたところ、確かに163グラムでしたので、早速訂正しました!