先日、海外での発売が開始されたXperia T2 Ultra(以下、T2U)。
昨日10日にはExpansysでも取り扱いが開始され、11日現在、46,570円での販売となっています。
今回は、T2UのスペックをXperia Z Ultra(C6833)、そしてNexus 7(2013)と比較してみました。
T2Uは、Xperia Z Ultra(以下、ZU)の兄弟機ともいえるLTE対応の6インチ“ファブレット”で、スペック的にはミドルレンジに相当。
スペックが抑えられている分、最新のスマートフォンにも関わらず、ちょっと安めの価格設定になっているように思います。
総合的にはNexus 7(2013)よりも優秀
一つ一つの項目をNexus 7(以下、N7)と比べてみると、一長一短といった感じ。
プロセッサーは1.4GHzで、N7よりも低い数字とはなっていますが、T2Uは第5世代となるSnapdragon 400。N7は一世代前、第4世代のハイエンドであるS4 proです。
直接の比較にはなりませんが、参考までに触れておくと、同じく第5世代であるSnapdragon 600(400の一つ上)は、S4 proよりも40%も高速化されたとされています。
RAMが1GB(N7は2GB)というところが少し痛いかな…という気はしますが、その他の部分ではT2Uに分があるように思います。
ROMの少なさはmicroSDで十二分に補えますし、バッテリーは少ないものの、最長駆動時間はT2Uに軍配。カメラの強さは「さすがSONY」といったところ。
ディスプレイサイズの違いはありますが、本体サイズは圧倒的にT2Uの方が薄く・小さく、重量も2/3以下に抑えられています。しかも、T2Uは当然のように防水・防塵に対応。
⇒確認の結果、T2Uは防水・防塵端末ではありませんでした。お詫びして訂正します。
また、こちらは追記になりますが、マグネットチャージャーにも非対応とのことです。
また、こちらは追記になりますが、マグネットチャージャーにも非対応とのことです。
項目ごとに比べると一長一短のように見えますが、普段使いには欠かせないところをキッチリおさえているのはT2U。よって、総合的にはT2Uの方が優秀であると言えるのではないでしょうか?
時間とともにZUとの棲み分けは進むか?
T2Uを、少し古いハイエンド端末であるZUと比べてしまうと、やはり全体的に見劣りします。
スペックシート上、ZUを明確に上回っているのは駆動時間くらいでしょうか。
T2Uを圧倒するスペックを誇るZUですが、発売からそれなりの時間が経過していることもあって、大幅にプライスダウン。今や5万円前後での購入が可能です。
一方、T2Uの価格は4.6万円ほど。ZUの価格とほとんど変わりませんね。これではT2Uに手を出す理由がコレクターやガジェクラ以外にはありません。同じメーカーの中で、棲み分けができていないことになります。
ただし、T2Uはまだ発売されたばかりの端末。つまり、今の価格がピーク。ZUは下げ止まりの状態です。
T2Uの価格については、今後、恐らくZUのときと同じように、時間をかけて下がっていくはずです。間違いなく、早い段階でN7(2013)を下回る価格に下がってくるでしょうから、本当の勝負はそこから。
そうなれば、ZU(あるいは、後継機とされるZ2 Ultra)との棲み分けがなされ、ライバルはN7やその他の端末ということになると思います。
そんなわけで…
T2U投入の目的は、ここ1~2年で急激に加熱し始めた“7インチ”の市場で、まずは存在感やシェアを高めることと見て間違いないでしょう。
私としては、この計画がうまく進み、新たなファブレットの開発・国内投入に弾みがつくことに期待しています。
とりあえず、、、
Xperia Z2 Ultraの発表、はよ!!(買えないけど)
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